• 矢野 龍太 建設業へ就業した場合の5 年後、10 年後の自分
     私は将来、鳶になりたいと考えています。きっかけは学校の実習の時間に仮設の小屋組立をした時でした。
     一年生までの実習では、コンクリートや測量など土木の基本的な実習をしていました。二年生になり、初めての実習内容が小屋の組立という実践的なものになりました。最初はやり方もわからず、どう作業すればよいか、どれが必要かもわからず何もできない状態でした。しかし、先生方の指導や友人とお互いにアドバイスし合いながら時間が経つにつれ少しずつ作業も慣れ、楽しく感じ、将来こんな仕事をしたいと思うようになりました。
     そこで今回の実習で学んだ内容に似た職種はないかと調べたところ、鳶技能士の資格試験の内容を見つけました。それをきっかけに鳶に興味を持ちました。また、もう一つ興味を持った理由があります。それは、鳶が何もない状態から現場に入り、完成するまで高所を華麗に動き回ることで、「現場の華」と呼ばれている事がかっこいいと思ったからです。
     鳶の仕事にも「重量鳶」「鉄骨鳶」などがありますが、その中でも「足場鳶」になりたいと考えています。足場鳶を選んだ理由としては、他の鳶の種類より、体を動かすことが多く、やりがいがあると思ったからです。また、足場鳶はその場に応じて的確に判断する事が必要です。私が今一番熱心に取り組んでいる部活動のハンドボールは、その場で正しい選択をしなければ失点して負けてしまうスポーツで足場鳶と共通するところを感じています。
     鳶の仕事はまず見習いから始まると聞いたことがあります。五年後、十年後は、鳶の仕事に就いていると思います。きっと見習いを卒業し、一人前の鳶になっているはずです。それにはたくさんの経験と技術が必要です。経験は簡単に身に付きますが、技術はそうはいきません。だから、今からしっかり勉強し、練習して高校を卒業する頃には土木に関する基本的な技術を身に付け、卒業後には職場の先輩方の技術を見て学び、聞いて学び、どんどん腕を磨いていかなければなりません。
     鳶に一番必要なのは、根性と体力だと思います。何があっても諦めない根性、どんなにきつくても最後まで仕事をする体力が必要不可欠だと思います。十年後、立派な鳶になるために今、根性と体力をつけるため部活動のハンドボールを一生懸命頑張っています。  十年後、鳶のリーダーとして後輩の作業員の方々が少しでも楽に仕事を進められるようなリーダーシップと技術を身に付け、誰からも信用され、頼りにされる鳶職人になっているはずです。