当社と関連会社の方向性
当社は土木会社で、関連会社は貸重機業を営んでいます。融資の返
済もあって経営が厳しいのですが、今後どうすればいいでしょう。

経営者は現在御社と貸重機業である関連会社(いずれも有限会社)を営んでいますが、両社とも業績が芳しくなく業種も内容的に重なっていることから、経営者の能力も勘案すると両社の事業を一本化して売上増やコスト削減、経営管理などの努力をしていったほうがいいでしょう。一本化には、御社が関連会社を合併するか、御社が受け皿となって関連会社から営業譲渡を受けるなどの方法があります。
そのうえで財務の改善に注力すべきです。御社も関連会社も売上に比べて機器取得が過大で採算性が悪くなっています。御社は固定比率、負債比率とも悪く、今後の借入金調達は厳しいものがあります。とくに個々の機器の利用度、操業度と採算性を検討すると、稼働率が十分でない機器が多くなっています。機器は年に1度しか使わなくても維持費はかかります。機器が稼動して儲けを出せなければ、購入のための借入金返済もままなりません。今後は機器等の購入は計画的に検討したうえで導入してください。
また、従業員ひとり当たりの売上高が低く労働分配率がきわめて高いなど企業の生産性が低いので、技術力と営業活動の強化が強く求められます。従業員は8名ですが現場管理のできる技術者が1名しかいないので、技術者資格の取得を進め技術力の強化を図りましょう。
県・市町村等公共関係工事への入札、建設元請業者等との交流および人間関係を良好にし、積極的に営業活動を展開して売上げを伸ばすことも喫緊の課題です。