屋上緑化を手がけたい
おもにビル改修工事をしていますが、屋上緑化事業をしていくうえでの営業展開について教えてください。

屋上緑化事業は本業の隣接分野で、まったく関連性のない新規事業よりリスクは小さいものの、他社も取り組んでいることから差別化を図ることが重要です。ここでは、菜園、果樹園としての利用を中心に営業開拓し、採れた果実等は地域住民に販売する仕組みを提案します。
これは「地産地消」の考え方であり、施工済み顧客や住民などでNPO法人や会員クラブをつくるなど、顧客を組織化していくといいでしょう。見込み客を会員宅(施工済み)に案内し、屋上緑化の良さを実感してもらうのです。さらに、こうしたビジネスモデルに名前を付けブランド化を図ります。たとえば「屋上菜園」「屋上果樹園」などで、商標登録申請も検討しましょう。
屋上で栽培できる野菜、果樹について、樹木選定、栽培管理方法等専門家と連携するといいでしょう。風力発電、雨水利
用等も検討できます。商品ラインを充実していくには、菜園、果樹園のほか、屋上でホタルを飼育するなど、実益中心だけでなくその他のニーズもキャッチしたいもの。営業ターゲットはビルオーナーです。当面、リーフレットなどをつくり、御社のある区から近隣へと展開していきましょう。
また、自治体への補助金申請等の提案、手続き代行等、顧客の経済的負担のために、施工を依頼しにくくする要因を減らしていく工夫も必要です。屋上緑化によって将来得られる天然果実(フルーツ、野菜等)の期待収益等がイメージできるシミュレーションがあるとさらにいいですね。
既存の住宅に手を加えるわけですから「施工によって建築物の寿命が短くなった」といったクレームへの対策として、屋上施工品質等の保証対策には万全を期してください。