建設産廃処理業を始めたが赤字に
隣接分野として建設産廃の処理業を始めたが赤字になりました。どう改善していけばいいでしょうか。

環境に配慮する社会や消費者の意識は今後ますます高まると思われます。そうした動向に国際的要請も重なって、環境を守るための規制も厳しくなり、環境・リサイクル分野に新たな市場が生まれています。すでに他産業からも参入が相次いでいますが、建設産廃の処理やリサイクル、土壌浄化、排水処理、自然エネルギー利用等は建設業の隣接分野といえ、建設業者のノウハウや経験を生かせる進出先と考えられます。
また、産業廃棄物処理では違法業者による不法投棄が社会問題化し、排出業者の責任も問われるようになったため、処理業者には社会的信用が必要ですが、地域で信用を得ている建設業者はその点でも優位性を持っています。
御社はアスファルトやコンクリートなど建設廃棄物の処理を行っているが、近年赤字続きとのこと。改善すべきは売上
向上と経費圧縮の2点です。
売上については、まず処分料を見直すことです。現在のように単価が一律だと手間賃でマイナスになる場合があります。基準単価表を整備し、廃棄物の内容や分別具合、運送料によってきめ細かく単価を分けましょう。
次に、営業範囲を拡大することです。御社の周辺には建設産廃をリサイクルしている競争業者はないので、かなり広い商圏が想定できます。また、山間部に放置されている産廃の処理を引き受けることは環境保全上も望ましいのですが、受注する場合は運送料を計算して適正に上乗せしましょう。
経費圧縮については、自走式木材破砕機の賃貸料が高くかかっています。森林整備現場などの破砕の仕事を見つけ、それでも売上に貢献しないようであれば、返却を考えてはどうでしょうか。