仕事があるのに赤字に
仕事量は確保しているのに3年連続赤字になっています。黒字を出すにはどうすればいいのでしょうか。
仕事は多いしコスト管理もきちんとしているのに黒字が出ない。その原因は、御社の売上高の約70%を占める建築工務店関連の受注単価が年々引き下げられ、実行予算段階で黒字が計上できていないことにあります。現状のまま受注を継続していけば、ますます赤字が増大することでしょう。
したがって、今後は受注営業の切り替えが必要です。すなわち、仕事なら何でも取ってくるのではなく、努力すれば儲
けが出る仕事は請けるけれども、努力しても儲けが出ない仕事は請けないという、受注単価の採算選択に重点を置いた
厳しい判断をしなければなりません。
そうすると建築工務店関連の受注が減りますから、ほかから仕事をとってくる必要があります。社長の営業力をフルに生かして顧客ターゲットを絞りましょう。消費者が直接受注する工事は売上高の約10%ですが、1件ごとの金額は小さいものの利益率は良いので、社長の人脈を生かして30%を最低目標に営業に力を入れましょう。

また大きな比率を占め、相場より高めになっている外注費の引き下げも課題です。複数業者による発注競争を導入し、外注単価を10%くらい引き下げてはどうでしょうか。
こうした転換をやりきるにも、社長の動きが重要です。御社社長は行動的で営業力はあるのですが、計画性の欠如、目標の未設定、社長行動に無駄が多いことがウィークポイントになっています。計画を練り、達成可能な当面の目標を定め、トップセールスで営業ターゲットの転換を実現してください。