

銀行はビジネスとして融資をしている以上、本来、御社との関係は対等のはずです。ビジネスライクに堂々と交渉し、厳しい返済条件の見直しを求めましょう。ノンバンクから高金利の融資を受けると事態は悪化するので注意を要します。
最近は、借り手の真摯な提案に耳を傾けない銀行は、そうはありません。金融庁もリレーションシップバンキングといい、長期継続的な信頼関係にもとづく取引をするよう中小・地域金融機関に求めています。
とはいえ銀行側も、御社の売上が下がり、事業計画も出されていない状態では不安を感じるでしょう。銀行との交渉は、銀行の不安を拭いながら、御社の事業継続と銀行の利益とが折り合える着地点を探す作業といえます。
決して情に訴えるのではなく、銀行を説得できるよう事業計画を立て、返済の見通しを示しながら、リスケジュール、すなわち返済期間の延長や返済額の縮小など返済条件の見直しを求めなければなりません。
それにはまず、御社の受注を低めに、支出を多めに想定した手堅い資金繰り計画を立てましょう。
銀行との交渉では、隠しごとを避け、「数字」と「証拠」にもとづいた明るい見通しを示すことがポイントです。具体
的には、次のものを準備しましょう。
(1)経営改善計画書
(2)予想損益計算書(1年分)
(3)予想資金繰り表(1年分)
(4)現時点の試算表、損益計算書、資金繰表
銀行とのコミュニケーションは、御社が生き残る意志と見通しを「見える形」にするプロセスでもあります。それは結果的に、従業員や取引先から信頼を勝ち取ることにもつながるのです。