経営者に求められることは

厳しい経営環境で生き残るために、経営者に求められる資質は。

危機感とリーダーシップを

 建設業界は今後も厳しい経営環境が続くとみられています。生き残るには経営革新が必要ですが、そこでもっとも重要なのは経営者の姿勢とリーダーシップです。
 2004年度に(財)建設業振興基金が国土交通省からの委託事業として取り組んだ「地域における中小・中堅建設業の企業連携・新分野進出モデル構築支援事業」に選定されたモデル事業者42件にアンケートしたところ、「新たな事業を継続するのに必要なこと」では、「経営者の熱意」が78.6%でトップでした。以下、「外部機関・専門家との連携等」59.5%、「従業員の意識改革」42.9%と続きますが(複数回答)、経営革新を進めている建設業者ほど、経営者の意識と行動の大切さを自覚していることがわかります。
 大企業の再生では、経営陣の交代や事業の分割といった手法がよく採られますが、中小企業の経営は経営者と切り離せません。会社への信頼は経営者への信頼でもあるように、会社が変わるには経営者が変わらなければならないのです。モデル事業に選ばれた建設業者の経営者の姿勢には次のような特徴がありました。
(1)危機感を抱いている 「このままではいけない」という強い気持ち
(2)アンテナ感度が高い 好奇心旺盛。世 の中のニーズの変化に敏感
(3)イニシアティブやシナジー(相乗効果)を考慮 能動的に行動、自社の経営資源を活用
(4)リスクの回避策を考慮 大けがしないうちの撤退も視野に
(5)陣頭指揮をとっている 自ら深く関与している
(6)推進体制づくりに熱心 企業連携やプロジェクトチームの結成
(7)信頼できるキーマンを有している 有能な人材には権限を委譲
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