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 - ハイビーウォール工法 - 高強度の改良土とジオグリッドを組み合わせた補強土壁工法。盛土のり面の急勾配化を、低コストで効率よく施工できる。
ハイビーウォール工法の概念図(クリックで拡大できます)
ハイビーウォール工法の概念図(クリックで拡大できます)

高密度ポリエチレン製のジオグリッドを敷設する作業員
高密度ポリエチレン製のジオグリッドを敷設する作業員

ハイビーウォール工法で施工された橋
ハイビーウォール工法で施工された橋


技術の概要
「ハイビーウォール工法」は、急勾配盛土を構築するために用いられる、補強土壁工法の一種である。従来の補強土壁は、盛土材に補強材との摩擦抵抗を十分確保できる土質材料を用いることを基本とするが、ハイビーウォール工法では盛土の一部(壁面部分)に高強度の改良土を盛り立てて、補強材と組み合わせる工法としている。改良土は盛り立て場所とは別のヤードで現地発生土と固化材、および短繊維を撹拌・混合し、補強土壁の壁面部分に一定の高さごとに締固めて構築する。また、補強材には高密度ポリエチレン製のジオグリッドを用いるが、ジオグリッドは改良土から背面の盛土の部分にわたり敷設し、改良土中に定着させる構造としている。

〈ハイビーウォール工法の特徴〉
●広範囲の盛土材に対応:粘性土から礫質土まで、広範囲な土質に対応する工法なので、現地発生土を利用できる可能性が大きく、残土の発生を抑制できる。
●破壊に対して粘り強い改良土を使用:改良土は短繊維を混合した短繊維混合安定処理土とすることで、強度やじん性(粘り強さ)などの力学特性の向上や対浸食性の向上を図っている。
●効率的な施工が可能:改良土の効果により、壁面パネルに土圧が作用しないため壁面パネルを簡易な構造にでき、効率的に施工できる。
●コストダウンを実現:改良土には、壁面パネルの構造を簡易にできることに加え、ジオグリッドの使用量を減らす効果もあり、トータルとして補強土壁の施工コストが縮減される。

利用分野、これまでの実績等
2012年5月までに、55件の施工実績(うち1件は施工中)がある。ダム湖内での造成、火山灰質粘性土を用いた施工など、特殊な環境、条件のもとでの適用例も増加している。

特許の登録情報等
特許番号[第1956500号]
NETIS登録番号[KT-010012-V]
その他の技術認定[(財)土木研究センター 認定番号 建技審証第0507号]

中小建設企業へのPR
一連の振動台実験や現場計測データにより、改良土の必用幅を狭めることが可能であることを提案し、新設計法に取り入れた。これにより、一層のコスト縮減が実現されている。新潟県中越地震の際、被災地にあった当工法による補強土壁に全く被害がなかったなど、すぐれた耐震性も実証されている。

メッセージ・注意事項等

・事前に実際に使用する盛土材料による配合試験、および六価クロム溶出試験が必要。
・改良土の撹拌混合エリアが必要(撹拌混合専用バックホウの稼働とダンプへの積み込みに、最低10m×10m程度)。


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