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モニタリング
その他
 - コンクリート用再生骨材、土壌改良材、改良土 - “加熱すりもみ方式”により、コンクリート廃材から高品質なコンクリート用再生骨材を製造。副産物のコンクリート粉も有効に活用。
再生粗骨材(左上)再生細骨材(右上)1種改良土(左下)、第2種改良土(右下)


すりもり設備「マルマール」で、コンクリート廃材に付着したセメントを剥がす
すりもり設備「マルマール」で、コンクリート廃材に付着したセメントを剥がす

セメント粉は、自社の建設汚泥等における土壌の改良材として利用
セメント粉は、自社の建設汚泥等における土壌の改良材として利用


技術の概要
高度経済成長期に建設された建築物の多くが建て替えの時期を迎え、今後、コンクリート廃材の発生が急激に増大する見込みである。コンクリート廃材は現状、再生砕石として道路の路盤材等に再利用されるケースが多いが、それらの需要は減少しており、高度利用リサイクルへの転換が求められている。そこで開発されたのが、“加熱すりもみ方式”により、コンクリート廃材からコンクリート用再生骨材H(JIS A 5021)を製造する技術である。この製造においては、途中の工程でセメント粉が発生するが、これは土地造成工事などによって現場から大量に発生する建設汚泥や汚染土壌を改良土に変える、“不溶化処理”を行なう際の改良材(固化材)として用いることができる。

〈コンクリート用再生骨材、土壌改良材、改良土の特徴〉
●3つの工程からなる“加熱すりもみ方式”:受け入れたコンクリート廃材は、まず加熱装置(ロータリーキルン)の、約300度の炉の中で加熱した後、すりもみ設備「マルマール」で骨材が破砕しない程度にすりもむ。これらの処理を経たものが「ふるい機」にかけられ、砂利・砂・セメント粉に分別される。
●天然骨材と同等の品質を持つ再生骨材:“加熱すりもみ方式”により、コンクリート廃材に付着したセメントがきれいに剥がれるので、JISが定める基準値をクリア、天然骨材と同等の品質を持つ再生骨材が得られる。
●コンクリート廃材を100%リサイクル:砂利、砂、セメント粉のすべてを完全にリサイクルするので、天然資源採取による環境負荷の低減や、最終処分場の延命に貢献する。
●処理工場は東京湾の城南島に立地:特に需要の高い東京都心やその周辺においては、距離が近く輸送に伴うコスト面で有利である。

利用分野、これまでの実績等
再生骨材Hを使用したコンクリートは、大臣認定により建築物の壁などに適用されている。セメント粉は自社の建設汚泥・汚染土処理工場における土壌の改良材などに利用されている。改良土はセメント原料としてセメント工場に出荷されたり、埋立処分場での中間覆土材に利用されたりしている。

特許の登録情報等
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中小建設企業へのPR
東京都は、首都圏の廃棄物問題の解決と環境産業の立地を促進し、循環型社会への変革を推進することを目的に都市再生プロジェクト「スーパーエコタウン事業」を推進しており、当事業はその一翼を担うものである。
コンクリート廃材の他、生コンクリート工場から発生する戻りコンも受け入れ再生骨材を製造。
汚染土壌は、不溶化処理の他、分別等処理(異物除去や含水率調整)も可能。

メッセージ・注意事項等

・再生骨材は、コンクリートの利用用途に応じた品質規格(H、M、L)を提供する。
・セメント粉は、セメントと同程度の乾いた微粉の性状であり、水分調整材や流動化処理土用として提供する。
・改良土は均一な練り込みにより造粒し、施工性にすぐれた性状として提供する。


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