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「今建設している建物は1辺約30m四方で、ほぼ全面にカーテンウォール(以下CW)を取付けるのですが、1辺につき1mmでも狂いが出たら全ての取付けをやり直しをさせられるんです」とは、この道30年の本山氏。 この世界に入ったきっかけは、CW取付工で本山工業所を経営する父親の手伝いからだった。
「高校生くらいから父親に『手伝ってくれないか』と頼まれて、学校やマンションなどのCW取付けを手伝うようになったんです。その頃私ができることなんて、ビス止めや物運びばかりでしたけ どね」。 そして、卒業後は父の会社へ入る。それから30年、今では最も精度の高いCW取付工として、ゼネコンから指名を受けるようになった。 CW取付けは、5人一組で作業を進める。ファスナーの位置決め、材料の運搬、方立の取付け、溶接など分担を決め、精度を保ちながら手際よく作業を進めなければならない。誰か1人でも手際が悪いと、ゼネコンからその者を外すよう言われることもある。CW取付けの精度が悪いと、その後の作業で、床や天井、壁が収まらなくなるからだ。それでも、“30m中1mmでも違ったら全面やり直し”を要求する設計士はそういない。
また最近は、CW取付に溶接JIS免許を要求するゼネコンも多くなった。溶接JIS免許は、溶接試験で機械による一定荷重の圧縮・引張り・ひねりに対し、壊れない溶接を行った者だけが取得できる難度の高い免許である。 本山氏はこの免許も取得しており、精度・スピード・耐久性すべてにおいて信頼できるCWマスターなのである。
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| 資料提供:EAST TIMES 2005年9月号(発行所 東日本建設業保証株式会社) | |||||||||||||||||||
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