〜小学校・中学校の先生方へ〜

     建設総合学習を薦める理由

     建設総合学習と各教科の関係

     建設総合学習による学習の効果


建設総合学習を薦める理由 

 我々の生活を考えてみましょう。そこには、寝食を取る住宅、目的地にたどり着くための道路・鉄道、学ぶ場所である学校、遊び場所である、働き場所であるオフィスビル等があります。また、生活を便利にそして快適にするために、上下水道電気・通信線網等が整備され、災害から我々の生命・財産を守るために、河川堤防防潮堤等の防災施設が整備されています。

 ちょっと将来のことを考えてみましょう。日本は少子高齢化社会に向かっていて、福祉問題への関心が高まってきています。また、我々の身の回りの水・空気・土に目を向けた環境問題への対応も重要になってきています。

 このような全てのことは、
「建設のしごと」を切り口として、より深く探究することができます。

 その「建設のしごと」には、日本全国で約600万人の人が働いています。これは、働く人の全ての約10%です。つまり、
働く人の10人に1人は、何らかの形で「建設のしごと」に関係していることになります。

 そして、このことはあまり知られていないようですが、「建設のしごと」には
驚くほど優れた、また最新の技術・技能・知恵が集まっています。

 このように、「建設のしごと」は比較的身近な存在でありながら知られていない部分も多く、
児童・生徒の興味・関心を高めるのに適した素材であると言えます。このマニュアルで建設総合学習を薦める理由は、そこにあります。

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建設総合学習と各教科の関係

 建設総合学習で活用する「建設のしごと」に触れることにより、それぞれの教科で学ぶ内容を実践したり、応用したりすることができます。

 「建設のしごと」と各教科の関係は、次のように示すことができます。

 例えば、「建物のしくみ」を学習する場合には、理科、数学科、図工科で学んだ内容を具体的に実践したり、応用したりできます。


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建設総合学習による学習効果 

建設総合学習を実施することにより、次のような学習効果が考えられます。

  • 児童・生徒の身近に題材があり、地域・郷土について理解を深め、愛着やほこりを持つことができる
  • 普段では見ることのできない技術や技能に触れることができ、児童・生徒にとって関心・興味が高まる
  • 数学・理科・歴史・地理等の実践的な学力が身につく
  • 働く人々の姿を通じて、児童・生徒の将来の職業やしごとを意識させることができる
  • 地域や日本の未来を考える機会をもち、希望をもつことができる

 このように、建設総合学習を実施することにより、総合的な学習のねらいである「児童・生徒が自ら学び自ら考える力を育て、自己の生き方について考えることができるようにすること」が可能になると考えられます。

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