〜「建設のしごと」ってどんなしごと〜

■ビルやトンネルって、だれが造っているの?

ビルやトンネルなどは、だれが造っているのかな?ビルやトンネルの工事現場で、どんな人が働いているのか考えてみよう。



どの人? 何をしていると思う?

















<ヒント!>
近くに工事現場があるなら、どんな人、車、機械が出入りしているのか観察してみよう。

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■「建設のしごと」ってどんなしごと?

建設のしごと(その1)−鉄筋工

多くのたてものには「鉄筋コンクリート」が使われています。「鉄筋コンクリート」は、「鉄筋」と呼ばれる鉄の棒が中に入っている「コンクリート」のことです。この「鉄筋」は、人間の骨のようなものです。

「鉄筋工」とよばれる人のしごとは、鉄筋コンクリートの中に入る「鉄筋」を「格子状」「かご状」に組み立てるしごとです。

鉄筋の組み方が間違っていたり、鉄筋の数が足りなかったりすると、たてものが壊れる等の重大な事故につながるおそれもあるので、鉄筋を組み立てる人の責任は重大です。


鉄筋工には、「鉄筋施工技能士」という資格があります。この資格を取るためには、鉄筋を組み立てるための組立図をつくり、上手に鉄筋を組み立てる技・能力が必要になります。「鉄筋施工技能士」の資格を持つ人は、鉄筋を組み立てるスペシャリストです。

建設のしごと(その2)−型枠大工(かたわくだいく)

多くのたてもので「コンクリート」が使われています。「コンクリート」はとてもかたいモノですが、実はかたまる前はドロドロでとてもやわらかいモノです。

コンクリートをきちんとした形でかためるためには、ドロドロのコンクリートを入れておく容器が必要です。この容器を「型枠(かたわく)」と言います。ケーキやプリンを作るとき、やわらかい材料を入れておくのと、似ています。

型枠大工のしごとは、かたまる前のコンクリートを流し込む「型枠」を作るしごとです。

型枠大工は、カナヅチ、カンナ、ノコギリ、墨ツボといった道具を使って、ベニヤ板などの板を組み合わせて型枠を作ります。最近では、電動式の工具が発達して、型枠を作るしごとは効率的になっています。

型枠には、コンクリートがきちんとした形にかたまるような正確さと、かたまるまでに型枠がこわれないような頑丈さが求められます。

コンクリートは、硬くなってしまうと元には戻らず、やり直しができないので、型枠を組み立てる人の責任は重大です。


型枠大工には、「型枠施工技能士」という資格があります。この資格を取るためには、型枠を組み立てるための組立図をつくり、上手に型枠を組み立てる技・能力が必要になります。「型枠施工技能士」の資格を持つ人は、型枠を組み立てるスペシャリストです。

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建設のしごと(その3)−とび

とびのしごとは、たてものの骨組みになる「鉄骨(てっこつ)」を組み立てたり、他のしごとをする人たちの作業場所となる「足場(あしば)」を組み立てるしごとです。

とびのしごとは、高いところでのしごとも多く、常に安全に気を配ってしごとを進めます。

鉄骨や足場を上手に組み立てないと、その後の作業やしごとに迷惑がかかるので、とびの責任は重大です。


とびには、「とび技能士」という資格があります。この資格を取るためには、丸太や鉄のパイプを使って上手に小屋を組み立てたり、重いものを運搬したりする技・能力が必要になります。「とび技能士」の資格を持つ人は、とびのスペシャリストです。

建設のしごと(その4)−建設機械オペレーター

ビルやトンネルを造る工事現場では、とても多くの機械も活躍しています。

例えば
・土を掘ったり、ダンプに積み込んだりする機械
・土や岩を運ぶ機械
・重いものを持ち上げて運ぶ機械
・土を押し出す機械
・高いところで作業するための機械
・道路のアスファルトをしきならす機械
・盛った土を固める機械
・トンネルを掘る機械
などの機械があります。



建設機械オペレーターのしごとは、建設工事に必要となるこれらの機械を上手に操縦するしごとです。

最近の建設工事には、建設機械の存在が欠かせません。建設機械オペレーターの役割や責任は重大です。また、多くの女性の建設機械オペレーターも活躍しています。

建設機械を運転するためには、車の運転免許と同じように、それぞれの機械について免許や資格を取る必要があります。例えば、クレーンを運転するためには「クレーン運転士」、パワーショベルなどを運転するためには「車両系建設機械運転技能者」などの資格があります。

また、建設機械オペレーターには、「建設機械施工技士」という資格があります。この資格は、建設機械を運転するだけでなく、建設工事を上手に進めることのできる人が取ることのできる資格です。

建設機械に関連して、「建設機械整備技能士」という資格があります。この資格は、建設機械がきちんと動くように調整や修理を上手に行う人が取る資格で、機械に詳しい人になれます。

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建設のしごと(その5)−電気工

わたしたちの生活に電気は欠かせません。どんなところに行っても電気があります。

この電気を、わたしたちが使えるようにするのが電気工のしごとです。

電気工のしごとには、いろいろな種類があります。

例えば、
  • 発電所や変電所、電線など、電気を作ったり送ったりする施設
  • 設備に関するしごと・ビルや家などの中の、電気の配線やコンセント・スイッチ、照明器具などを取り付けたりするしごと
  • どれくらいの電気を使うか、どのような電気配線にするかなどを考えるしごとなどです。
電気工のしごとは、手順ややり方をまちがえると感電事故などが起こるので、慎重さと正確さが求められます。

電気工には、「電気工事士」や「電気主任技術者」などの資格があります。この資格は、電気を取り扱うときに必要な知識や能力をもった人が取ることのできる資格です。「電気工事士」や「電気主任技術者」の資格をもつ人は、電気工事のスペシャリストです。

建設のしごと(その6)−配管工(はいかんこう)

わたしたちはビルや家の中で、水やお湯を使ったり、冷房や暖房などを使ったりして、快適に過ごすことができます。

水やお湯、冷房や暖房を使うためには、水・空気の通り道をつくる必要があります。

この通り道をつくるのが、配管工のしごとです。配管工は、金属や塩化ビニール製などの管を切ったり、つないだりして、必要な通り道をつくっていきます。

つくった通り道から水や空気がもれないような管のつなぎ方の技術や知識が求められます。また、微妙な勾配(角度)を付けてミリ単位で調整したり、天井裏に管がおさまるようにうまく吊ったりするなど、高い精度と技術が必要になります。

配管工には、「配管技能士」という資格があります。この資格を取るためには、設計図を見て必要な材料の種類や数をきちんと選んだり、設計図どおりにパイプをつなげたり曲げたりする技・能力が必要になります。「配管技能士」の資格を持つ人は、配管工のスペシャリストです。

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建設のしごと(その7)−内装仕上工(ないそうしあげこう)

わたしたちがビルや家を快適に使うためには、部屋のかべや床や天井などを、きれいにすることが必要です。

ただきれいにするだけでなく、その部屋が何のために使われるのかを考えて、それにふさわしい状態にします。

部屋のかべや床や天井を目的に応じてきれいにするのが、内装仕上工のしごとです。ビルや家などのたてものをつくっていって最後に「仕上げる(しあげる)」しごとです。

かべには、ビニールや布や紙でできた壁紙を、しわが寄ったりしないように、模様がきちんとつながるように張っていく技術が必要です。

床も、材料が曲がったり、模様がずれたりしないように正確に取り付ける技術が必要です。

内装仕上工のしごとがうまくできないと、せっかくの新しい部屋もきれいに見えずにだいなしになります。

内装仕上工には、「内装仕上げ施工技能士」という資格があります。この資格を取るためには、かべ・床・天井に、材料をきれいに確実に取り付ける技・能力が必要になります。「内装仕上げ施工技能士」の資格を持つ人は、内装仕上工のスペシャリストです。

建設のしごと(その8)−トンネル掘削作業者(とんねるくっさくさぎょうしゃ)

トンネルをつくるために、山の土や岩を掘るしごとをするのが、トンネル掘削作業者です。

山の土や岩を掘り進めるためには、建設機械やダイナマイトなどの火薬を使用します。トンネルを掘るための作業場所は狭く、その中で機械やダイナマイトなどを使うので、事故がおきないように細心の注意が必要です。

トンネル掘削作業者は、担当するしごとや作業によって資格があります。

例えば、トンネルを掘るための機械を運転するためには、建設機械を運転するための資格が必要ですし、火薬を使うためには「火薬類取扱保安責任者」という資格が必要です。「火薬類取扱保安責任者」は、火薬を安全に使用するために、火薬についての知識が必要になります。

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