選定年度
NO20-018
事業者より
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取組テーマ

合併の調印を行う両社長

合併し、握手を交わす共栄道路(株)と(株)ともえ建設。会社名を(株)進栄に変更した

合併で土木と建築という企業文化を融合し、シナジー効果を高める
株式会社進栄(茨城県常陸大宮市)

平成20年、共栄道路(株)が(株)ともえ建設を吸収して誕生した(株)進栄。もとの2社の専門分野がそれぞれ土木・建築と異なっていたため、合併後は事業範囲が拡大し競争力が向上、さらに経費の削減も見込まれるなどシナジー効果が徐々に生まれている。

1.事業の背景と動機

経常JVを契機に幅広い協業関係の構築を検討

土木工事業を中心としてきた共栄道路(株)は平成20年、建築工事業を柱とする(株)ともえ建設を吸収合併し、(株)進栄として新たなスタートをきる。両社は、平成18年に経常JVを結成したことをきっかけに、お互いの会社の悩みや不安が共通していることが分かった。その後も交流を続ける中で、合併により協業体制をつくることで意見が一致した。

2.進出時の苦労やその対応

両社の社員の融和を図ることが必要だった

土木と建築では、当然ながら、企業文化が違うこともあって、いざ合併に直面してみると、とまどうことも多かったうえ、許認可などの手続きについての不安もあった。そこでまずは、両社の社員で融和を図るところから始めた。そのほかにも、外部の専門家に適宜相談し、合併の成功と経営への専念に努めた。

3.新事業の概要

合併によるシナジー効果を高めるための事業

両社の合併にともなって、土木と建築というそれぞれの企業文化と強みを活かすことができるシナジー効果を発揮するための事業に取り組む。具体的には、経営管理システムを改善し、管理関係で課題となっている諸経費の削減に努め、合併後の新会社である(株)進栄の価格競争力アップを図る。また、経営に関しては、複数代表取締役の形をとり、それぞれが旧会社の経営を担当することとしている。また、合併により、後継者の問題も解決を図っていく。

4.事業の推進体制

具体策はコンサルタントの助言で

合併前の両社の代表者が中心となって本事業を実施する。合併後の新会社内で3名程度のチームをつくり、今後について検討していく。社内体制を改善・整備することが課題となるため、具体策は経営コンサルタントの助言を受ける。また、将来的に不動産開発分野への進出を考えているため、設計コンサルタントとの連携も考えられる。

5.差別化戦略・競争戦略

信頼される地域の小規模ディベロッパーを目指していく

土木と建築という2つの企業文化が融合され、新会社がひとつになることによって、土地の活用から公共事業まで担うことが可能となり、差別化もできるようになる。こうして、顧客から信頼を寄せられる、地域の小規模ディベロッパーを目指していく。

6.成果と今後の課題

不動産開発分野に早い時期に進出し、提案型営業を展開していく

企業合併に関しては、行政関係の手続き以外に目立った遅れはなかった。現時点では、合併した両社の間で、人事面や処遇面に関する差異が残ったままではあるものの、拙速にならずに、共通化できる部分から少しずつ融合を進め、解決を図っていく方針をとっている。不動産開発分野への進出に関しては、早い時期に結論を出す予定で、実行することになれば、民間向け提案型営業を展開できるようになる。

株式会社進栄 (旧:共栄道路株式会社)
  • 代表者
    高野 裕(代表取締役)生田目 憲一(代表取締役)
  • 所在地
    茨城県常陸大宮市
  • 資本金
    2,000万円
  • 従業員数
    10名
  • 事業内容
    共栄道路(株)を昭和39年に設立。道路舗装工事請負業、土木建築工事設計及び施工を行う。平成5年頃から一般土木中心へと方向転換、平成20年10月、(株)ともえ建設と合併し、(株)進栄に商号を変更。
  • URL
    http://www.hosou.co.jp/