選定年度
NO18-076
事業者より
私たちのホームページはこちらです。
取組テーマ

機能性や高級感で差別化を図りたいと語る秋山社長

金属瓦を使用して、付加価値の高い製品開発を心がけている

積雪地域での需要を掘り起こせ!北海道の屋根形状に新風を送る
株式会社Mr.ルーフマン(北海道札幌市)

北海道道央地区の同業4社の共同出資により設立された(株)Mr.ルーフマンは、施工も含めて品質の高い工事、サービスを提供することで、積雪地域での需要を掘り起していく試みを始めている。

1.事業の背景と動機

北海道の建設板金業界の苦境を打開

北海道の建設板金業界は、賃金単価が抑えられ新規の人材が入ってこない状況にある。このような苦境を打開するため、同業他社が連携して経営力・施工力を高め、施工も含めて品質の高い工事、サービスを提供することで新たな需要の開拓と単価の引き上げを図ろうと、秋山板金ほか道央地区の同業3社が共同出資し、平成17年に(有)Mr.ルーフマンを設立、板金業界の苦境を打開すべく、「金属瓦」の施工技術の向上やハウスメーカー・地場工務店との元請・下請関係の見直しに着手した。

2.進出時の苦労やその対応

不十分であった金属瓦の技術検証・研究開発

金属瓦は、耐久性、強度、防水性等に関する技術検証や研究開発がこれまで十分になされていなかったという問題点があった。また、販売面において、FC(フランチャイズ)システムの導入にあたり、加盟店の財務などの審査についてのノウハウが不足していたので苦労した。

3.新事業の概要

更なる施工技術・新商品開発によって元請・下請関係を見直し

これまでも、当社は高い施工技術と商品開発能力により、大手ハウスメーカーと共同で積雪地帯である北海道でも通用する金属瓦の施工方法を確立し、当社は北海道地区の総施工代理店となっている。こうした中、更なる施工技術の向上とともに、FC加盟店の増加・販路の拡大によって各加盟店の施工技術・施工価格を統一し、付加価値の高い事業によって地場工務店(元請)との関係の改善を目指している。

4.事業の推進体制

新規採用も検討中。元請からの顧客紹介も

発案者である秋山信介社長が総括責任者となり、渡部正春副社長が施工責任者に、高田政樹顧問がFC関連責任者にそれぞれ就任、技術営業担当者に鈴木氏を配置している。今後は2名程度の新規採用を考えている。また、元請のハウスメーカーから顧客を紹介してもらっているほか、中小企業診断士の平野陽子氏と北海道職業能力大学校田畑教授から、顧客地域ニーズの調査分析に基づいた提言、アドバイスなどを仰いでいる。

5.差別化戦略・競争戦略

付加価値の向上と専門工事業者の組織化

これまで北海道で見られる三角屋根、スノーダクト、ストッパールーフなどの屋根形態で飽き足らない顧客層を引き付けるため、金属瓦を使用して色彩、持続性、落雪防止効果、性能等面で、付加価値の高い製品開発を心掛けて差別化を図っている。さらに、FC加盟店も含めて「金属瓦で屋根文化を変革する施工・販売戦略会議」を開催、板金専門工事業者の組織化も検討している。

6.成果と今後の課題

優秀な職人の育成だけでなく流出防止策も重要

18年度の実績は290棟で売上218百万円、粗利益45百万円であった。今後は金属瓦の色彩、持続性、性能等の面で、更に付加価値の高い製品開発を心掛け、また、優秀な職人の育成と流出防止策(待遇)も大切だと認識している。このほか、認知度アップのため、公共施設で採用されるよう努力したい。

株式会社Mr.ルーフマン
  • 代表者
    秋山 信介(代表取締役)
  • 所在地
    北海道札幌市
  • 資本金
    700万円
  • 従業員数
    10名
  • 事業内容
    札幌・千歳等を中心に秋山板金ほか道央地区の同業3社が共同出資し、平成17年(有)Mr.ルーフマンを設立。翌年、株式会社に変更するとともに、北海道の屋根形状に新風を送る取組を行っている。下請比率70%。
  • URL
    http://www.roofman.jp