近年、地球温暖化に伴う海水温の上昇、漁場環境の変化、魚類ウニの食害等による藻場消失等の要因により、沿岸漁業生産量が減少し、加えて、就業者の高齢化、後継者不足により地域漁業の衰退が懸念され、漁村地区の活性化が急務となっている。

○消失した藻場の再生と魚介類の育成漁場の一体的造成
■クロメ海藻の種糸を巻いた棒を2m角コンクリートブロックに設置し食害防止の金網フェンスを張り沈設し藻場造成を行う。
■成長した海藻から放出される胞子が周辺域に着定し藻場の拡大を図る。
○稚魚を滞留成長させるための保護育成漁場造成
■長崎県漁場整備開発協会が新たに特許を取得した4m角改良型漁礁で漁場造成を行う。
■藻場で産卵成長した稚魚が沖合に進出するとき4m角改良型漁礁に滞留成長し、さらに周辺海域からの集魚により漁獲資源の増大を図る。
○設置した海藻礁の海藻の成長状況、魚礁への魚介類の集魚状況を3ヶ月ごとに潜水観察を行い、事業効果確認を行う。
○造成した海藻礁・魚礁の周辺にカサゴ・アワビの種苗放流を行い、定期的に状況調査を行う。

○設置した海藻礁の維持管理
○周辺漁場への藻場の拡大と海藻の生活環の確立
○資源管理のための操業制限区域の設定

○海藻礁・魚礁製作沈設による建設業の機械・人材・資材の活用
○沿岸漁業者の新たな漁場確保
○建設業と漁業者の交流による新規事業の開発

○繁茂した海藻礁を他地域へ移設し、新たな藻場・漁場造成を行う。
○県下各地域へ展開し、建設業の事業の拡大を図る。

クロメ種糸の設置
食害防止用金網フェンス2m角海藻礁

4m角改良型魚礁
漁村活性化協議会
  • 事業管理者
    (社)長崎県建設業協会
  • 参加団体
    (社)長崎県建設業協会、特定非営利活動法人NAGASAKI SEA-PARA NET、長崎県、西海市、国立大学法人長崎大学、(社)水産土木建設技術センター長崎支所、大瀬戸町漁業協同組合、長崎県漁場整備開発協会
  • 所在地
    長崎県長崎市